第五課
一、 会話 商品紹介
佐藤:「金星」が日本で販売されたのは、10年前です。最初はなかなか売れなくて区労しましたが,3年前,コンテストで最高賞を受賞したのをきっかけにして,売れるようになりました。
大山:最近では,海外からの注文も増えてきています。
佐藤:ところで,「金星」という名前は,中国人に受けるでしょうか。日本と中国とでは,意味の違う漢字があると聞きましたが。
王:この言葉は中国語でも同じ意味ですから,大丈夫ですよ。
李:でも,「きんぼし」と読むと,意味が違いますよね。
王:「きんぼし」と「きんせい」は意味が違うんですか。
佐藤:ええ,「金星(きんせい)」は星の名前ですが,「金星(きんぼし)」というのは,「すばらしい働きをすること」を表します。相撲で位の低い力士(りきし)が横綱(よこづな)に勝(か)った時に「金星(きんぼし)を挙げる」といることから来た言葉です。
王:そうですか。相撲から来た言葉ですか。このお酒も金星(きんぼし)を挙げられるようにしたいですね。
李:話は変わりますが,「金星」って,ボトルの形がすてきですね。まるでワインのボトルみたいです。
佐藤:有難うございます。特にこのデザインは若者に人気があるんですよ。
王:このボトルなら,中国でも売れるのは間違いないですね。
大山:それを聞いて安心しました。
二、 課文 日本語の語彙
日本語の単語を,元の言葉は何かという点から分類すると,「和語」「漢語」「外来語」「混種語」の四つに分けることができる。和語はもともと日本語にあった言葉で,漢語は中国語から取り入れられた言葉だ。漢語は「音読み」する。音読みとは,昔の中国語の発音に基づいた読み方だ。外来語は主に19世紀以降,西洋を中心とした外国から取り入れられた言葉で,普通片仮名で書く。さらに,和語,漢語,外来語のうち,二つ以上を組み合わせてできた言葉を混種語と呼ぶ。「消しゴム」や「マラソン大会」「正月休み」などの言葉だ。
同じ漢字で表される言葉でも,漢語か和語かで意味が違うことがある。例えば「生物」という言葉は,漢語として「せいぶつ」と読むと,動物や植物の総称となるが,和語として「なまもの」と読むと,煮たり焼いたりしていない食べ物といる意味になる。だから「生物を食べる」といる文を「せいぶつを食べる」と読むと,意味が良く分からなくなってしまう。
漢語,和語に外来語が加わると,さらに意味の違いが出てくる。例えば,宿泊施設を言う場合,「旅館」というと,たいていの人は,畳の上に布団(ふとん)を敷(し)いて寝るような部屋を想像する。一方,「ホテル」というと,ベッドで寝る部屋を想像することが多い。
扫扫上方二维码领取资料
点击排行
- 2 上升
- 3 上升
- 4 上升
- 5 上升
- 6 上升
- 7 上升
- 8 上升
- 9 上升
- 10 上升