留学生活から見た日本社会
目次
はじめに、このテーマを取り上げた理由
1-1留学生とは
1-1-2国費留学生とは、私費留学生とは
1-1-3入学の選考方法の違いにみる留学形態の違い
2-1留学生数の変化
2-1-2日本本全体における留学生数の動向
2-1-3日本留学生日本各大学、各県比較、日本人の留学生と比較考察
3-1日本に来て認識した日本社会
3-1-2日本企業との関わりから生じるイメージ
3-1-3 留学生の生活状況
3-1-4留学の動機
4-1日本留学と将来設計
4-1-2日本に残って就職を望む留学生
4-1-3留学生の就職状況
4-1-4日本企業が期待すること
5-1考察
はじめに
本研究は、私たち留学生が日本での生活体験を通じて、留学前後で日本に対する認識をどのように変化させ、また現在私たちの留学生は過ごしている現代の日本をどう見ているのかを明らかにすることは目的として4つの理由から卒業論文でこのようなテーマを取り上げることにした。
1つめの理由は、外国人の多くが疑問に思う日本語や日本の社会の不思議さ、不可解さ、そこから起きる外国人と日本人との間の誤解や摩擦のメカニズムを、少しは理解していただけたら幸いである。
2つめの理由は、日本人の学生側からもっと留学生のことを理解してもらいたい、これからグローバル化が進んでいる中に、日中両国の異文化の理解や交流のために少しでも促進の力になればいいなと思っているからである。
3つめの理由は、「日本人の留学生はなぜ減ってのか」という報告書によると、2004年から以降日本人の海外留学生が大幅に減っていることがわかる。留学生として来日の私たちの生活状況を理解してもらい、より多くの日本人の学生が海外留学の道を踏み出せるよう、留学生活は人生にとって、こんなに楽しいよ、刺激される日々や自分の将来にとって見えない価値がたくさんがあるよ、という留学生活の素晴らしさを伝えたいからである。
4つめの理由は、留学生の私が持つ「留学」の意味が、現代において少し本来の意味と変わってきていると感じ、またそのことが最近伸び悩みを見せている留学生の数に関係があるのではないかと思ったからである。かつての留学は、発展途上国の人材養成を支援し、知識の移転や教育水準の向上を図ることが目的とされていた。しかし、日本に数多くの留学生を送り出している、特にアセアン諸国や中国では、ここ何年間の間に急激な成長を遂げており、今後、このように発展途上国が技術力や経済力をつけて先進国と変わらない状況になれば、留学の目的も自然に多様化するだろう。今日の国際社会において、日本の経済的地位の向上とともに、経済や政治分野のみならず、教育、文化等の分野においてもその地位にふさわしい国際貢献を果たすよう、国の内外から期待が高まっており、留学生の受入れは、高等教育における重要な地域協力であり、日本が果たす重大な国際貢献の一つだと考えられる。留学生を通じての交流は、送り出す国だけでなく、受入れる日本にとっても、異文化理解を深めることや、客観的な視点で日本を見つめ直す機会にもなり非常に重要なことだと考える。多様化する留学生を受入れるにあたり、生の留学生の声を取り上げたいと思い、自分が日本留学時代の経験を形として残したので、5年後、10年後、何十年後に振り返ってこの論文を見るたびに、まるで昨日のようなもので、有難い留学生活の体験を記録できればいいなと思って、このテーマを選んだ。
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