第二課
一、 会話 挨拶
大山:すみません,お待たせしました。
佐藤:どうもごぶさたしています。
大山:本当にお久しぶりです。佐藤さんと一緒に仕事をするのは,4年ぶりですね。
佐藤:ええ、早いものですね。その節はお世話になりました。
大山:いいえ、こちらこそ。
佐藤:今回もよろしくお願いします。
同僚:お話中,失礼します。JC企画の李さんがいらっしゃりました。
大山:あ、そうですか、じゃあ,こちらにお願いします。
李:こんにちは。
大山:こんにちは,李さん。紹介します。こちらは,今度の「金星」プロジェクトの責任者で、佐藤です。
李、佐藤:始めまして……。あれっ,昨日の…!
二、 課文 挨拶のときの礼儀
日本人同士が挨拶するときは,普通お辞儀をします。中国では挨拶をする時,握手をするのは普通ですが,日本人は,握手よりもお辞儀をするのが一般的です。お辞儀をすす時は腰から上を前のほうに傾けます。お辞儀の角度には,首を曲げるだけの軽いものから深く頭を下げるものまで,いろいろあります。普通,初対面の時には深く頭を下げて,丁寧なお辞儀をします。
仕事で初対面の人に会った時は,名刺を出します。名刺の出し方と受け取り方にも決まりがあります。相手が目上の時は,まず自分から先に名刺を出して深いお辞儀をし,次に相手の名刺をお辞儀をしながら受け取ります。出すときも受け取る時も,両手を使うほうが丁寧です。
また,話す内容にも気をつけなければなりません。初対面の時は,個人的なことを聞かないのが普通です。特に仕事の場で出会った相手には,個人的な質問は避けたほうがいいでしょう。結婚しているかどうか,給料はいくらか,都市はいくつかなどは,普通は聞きません。
大事なのは,相手に不快感を与えないことです。いくら丁寧な言葉で挨拶しても,怖い顔をしていては,相手にいい印象を与えることはできません。気持ちがこもっているかどうかは,予想以上に相手に伝わってしまうものです。
そこで,こんななぞなぞがあります。「日本で一番高い駅はどこでしょう。」答えは東京駅です。東京駅は「上り」の最終の駅になっているからです。
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