“三文鱼刺身有很多寄生虫,不可食用。在正统的日本料理店里是绝对不会拿出三文鱼刺身来的。”此番言论最近在网络上流传甚广,但也有不少爱吃三文鱼刺身的人士觉得“难以接受”。难道日本人就真的不吃三文鱼刺身。
美食家・蔡瀾(チャイ・ラン)氏による、「サーモンの刺身には寄生虫が多いので、食べてはならない。正統な日本料理店では絶対にサーモンの刺身は出さない」という言論が最近ネットユーザーによって何度も転送されているが、これに対し、「この意見は受け入れがたい」という不満の声を上げるサーモン好きの人々も少なくない。また、消費者の中には、「サーモンの刺身を食べて何年にもなるが、もしこの言葉が事実であれば、私の体内はすでに寄生虫でいっぱいなのだろうか?事実はいったいどうなのか?」と投稿する人もいる。
美食家蔡澜说“三文鱼刺身有很多寄生虫,不可食用。正宗日本料理店绝没有三文鱼刺身。”此番言论最近被网民不断转发,但也有不少爱吃三文鱼刺身的人表示不满“难以接受该看法”。而消费者中还有人评论说“我吃三文鱼刺身好多年了,要是这传言是真的,那我的身体里岂不是充满寄生虫?事实到底是怎么样的呢?”
■疑問:日本人はサーモンの刺身は食べないのか?
■疑问:日本人不吃三文鱼刺身吗?
正解:太平洋産のサーモンは刺身にしないが、ノルウェー産のサーモンは刺身にする
正解:太平洋产的三文鱼不会做成刺身,挪威产的三文鱼会做成刺身
ノルウェー水産局中国区総監の畢思明氏によると、この問題は、まずサーモンの特性を理解することから始めなければならないという。回遊魚に属する野生のサーモンの稚魚は淡水の川で生まれ、ある程度成長すると川を離れ海に出る。2年から4年たって完全に成長した後、サーモンは再び生まれた川に戻って産卵する。日本のサーモンは太平洋で育った鮭であり、海産部が日本で行った関連調査によると、鮭は淡水で生活するときに、川床の各種昆虫やハエなどを食べるため、寄生虫が入りやすいのだという。蔡瀾氏のサーモンに関わる言葉は半分あっていて、半分間違っている。日本人は確かに太平洋産のサーモンは刺身にしないが、食用としてノルウェーから輸入している養殖サーモンは刺身にしている。
据挪威水产局中国区总监毕思明所述,该问题还得从理解三文鱼的特性说起。属回游鱼的野生三文鱼苗是在淡水河出生,等长大到一定程度才离开河到海里去。经过两至四年的发育完全后,三文鱼又会回到出生的河里产卵。日本的三文鱼是在太平洋里生长的鲑鱼,根据海产部在日本进行的相关调查,鲑鱼在淡水生活时,由于会吃河床上的各种昆虫与苍蝇等,容易摄取寄生虫。蔡澜关于三文鱼的言论说对了一半,还有一半错了。日本人的确不吃太平洋产的三文鱼刺身,但从挪威进口的养殖三文鱼是会作成刺身的。
ノルウェー水産局のデータによると、大部分の日本人が食べるサーモンはノルウェー産で、ノルウェーは毎年大量の冷蔵、冷凍サーモンを日本に輸出している。2011、2012、2013年の輸出量は、それぞれ2万7940トン、3万6033トン、3万2261トンで、そのうち大部分がサーモンの刺身に使われている。日本人はノルウェーのサーモンは比較的新鮮で、寿司の食材に適していると考えているのだ。
根据挪威水产局数据,大部分日本人食用的三文鱼皆为挪威产,挪威每年向日本出口大量的冷藏、冷冻三文鱼。2011、2012、2013年的出口量分别为2万7940吨、3万6033吨、3万2261吨,其中大部分用作三文鱼刺身。日本人认为挪威产三文鱼比较新鲜,适合作为寿司的食材。
ノルウェーでも、サーモンの刺身は過去5年間で1つのファッションアイコンと化し、本来はサーモンをグリルやシチューにして食べていたノルウェー人の家庭でも、最近では家でサーモンの刺身にして食べることも多くなったという。
在挪威,三文鱼刺身在最近5年间也成为一种时尚风向标,本来以食用烤三文鱼、炖三文鱼为主的挪威家庭,最近也有很多开始吃起了三文鱼刺身。
■ノルウェーのサーモン養殖場を取材
■采访挪威的三文鱼养殖场
条件に恵まれた海域と政府による厳格な管理
条件优越的海域与政府严格的管理
今年の初夏、ノルウェーの南部Berganと北部のBremangerの間にあるノルウェー西海岸にあるFirda Seafood養殖場を訪れた。まず同養殖場のOla Braanaas社長が持つプライベートアイランドSkjerjehamnに赴いた。ここは、ノルウェーの第2の都市ベルゲンから船に乗って約1時間程の距離にある。ここはまるで桃源郷のようで、海水は透き通っている。ノルウェー人が海産物に持つ自信がどこから来るのかが少し理解できた。
今年初夏,我们访问了位于挪威南部Bergan与北部Bremanger之间西海岸的Firda Seafood养殖场。首先,我们来到了该养殖场Ola Braanaas社长私人所有的Skjerjehamn岛。该岛距离挪威第二大城市卑尔根约1小时船程,仿佛世外桃源一般,海水十分清透。多少能让人理解挪威人对自己海产品所持有的自信。
Ola氏は、「ノルウェーの海域はサーモンに適していて、ここには大量の野生のサーモンが繁殖している。冬の海水温度は摂氏3-5度、夏は摂氏20度で、サーモンが成長するのに最も適した環境だ。同じ緯度のグリーンランドの海水は凍ってしまうため、このあたりの海域は最も条件に恵まれており、サーモンにとっては天国だ」と説明する。
Ola还说到:“挪威的海域适合三文鱼,野生三文鱼在此大量繁殖。冬天海水温度在摄氏3-5度,夏天为摄氏20度,是最适合三文鱼生长的环境。在同纬度的格陵兰岛海水会冻结,所以说这一带海域条件最为优越,对三文鱼犹如天堂。”
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