你会怎么读“罪深い”?是“ツミブカイ”还是“ツミフカイ”?大多数以“深い”结尾的词语,基本都读作“~ブカイ”。到底这其中有什么规矩或者门道呢?
キリスト教式の結婚式に列席した。神父が「罪深い」ということばを「ツミフカイ」と、「深い」を清音「フカイ」で発音していた。日常「ツミブカイ」と濁音で聞くことが多いので、清音の「ツミフカイ」という発音はやや古風な感じがした。
我出席一个基督教婚礼,婚礼上神父把“罪深い”这个词念做“ツミフカイ”,“深い”发了清音“フカイ”。日常生活中,我们听到的多是发浊音“ツミブカイ”,听到发清音的“ツミフカイ”多少有些古朴感。
複合語の連濁(結合した二つの語で、後ろの語の語頭の清音が濁音に変わる)にはある程度法則があるが、さらに解き明かす手がかりを探すため、まず辞書を調べてみた。
合成词的连浊(两个词结合,后一个词词首的清音变成浊音)有一定规则,为进一步弄清其规则,我首先查了辞典。
およそ100冊の辞書のうち、下記の辞書は清音の「ツミフカイ」を主見出しで載せ、濁音の「ツミブカイ」を参照見出し[ツミブカイとも]として記載していたが、数は少ない。
在约100部辞典里,只有以下几部是把清音“ツミフカイ”作为主词条、“也读ツミブカイ”作为附词条收录,数量较少。
『国語辞典初版』(三省堂・1961)、『新国語中辞典』(三省堂・1967)、『広辞苑第6版』(三省堂・1983)、『現代国語例解辞典第2版』(小学館・1993)、『日本国語大辞典第2版』(小学館・2000)など10冊たらずであった。そのほかの辞書は、濁音の「ツミブカイ」が主見出しで、清音の「ツミフカイ」を参照見出しに掲載し、中には清音を参照見出しにすら載せていない辞書もある。
仅《国语辞典初版》(三省堂1961)、《新国语中辞典》(三省堂1967)、《广辞苑第六版》(三省堂1983)、《现代国语例解辞典第2版》(小学馆1993)、《日本国语大辞典第2版》(小学馆2000)等不到10部。其他辞典均把发浊音的“ツミブカイ”作为主词条、发清音的“ツミフカイ”作为副词条收录,还有的辞典未收录清音参考词条。
ところで、「深い」が後ろにつく語で清音を主見出しにしている語がほかにあるのだろうか。
话说回来,还有其他词尾是“深い”,却将发清音的作为主词条的词语吗?
『逆引き広辞苑』と、インターネットで公開されている『大辞林』で「~深い」を調べてみた。『逆引き広辞苑』では19語すべて「~ブカイ」と濁音であった。また、『インターネット大辞林』には27語記載されていた。それを細かく見ると清音の「~フカイ」を主見出しにしている語が2語。それは「奥深い」と「底深い」で、参照見出しとして[オクブカイとも][ソコブカイとも]となっていた。一方、濁音を主見出しに載せ、参照見出しで[~フカイとも]と清音を記載している語は、「興味深い」「草深い」「欲深い」の3語である。
我在《倒查广辞苑》和网上公开的《大辞林》上查找词尾是“深い”的词语。《倒查广辞苑》查出的19例全是发浊音“ブカイ”的。而《大辞林网络版》上则查出27个词,细看之后发现其中有两例是把发清音“フカイ”的作为主词条,分别是“奥深い(深奥)”、“底深い(深处)”,副词条有“也读オクブカイ”、“也读ソコブカイ”。另一方面“興味深い(颇有意思)”“草深い(野草繁茂)”“欲深い(贪婪)”三个词是把浊音发音作为主词条,清音发音作为副词条收录。
それ以外に「深い」がついた残り22語は、主見出し語がすべて濁音「~ブカイ」であり、参照見出しは無い。「意義深い」「疑い深い」「遠慮深い」「罪深い」「情け深い」「用心深い」「嫉妬深い」「執念深い」「慈悲深い」「注意深い」「慎み深い」などである。
其余22个带“深い”的词条都是发浊音的“~ブカイ”,并未收录清音参考。这些词是“意義深い(意义深远)”“疑い深い(疑心重)”“遠慮深い(拘谨)”“罪深い(罪恶深重)”“情け深い(宽大)”“用心深い(十分小心)”“嫉妬深い(非常嫉妒)”“執念深い(固执)”“慈悲深い(大发慈悲的)”“注意深い(谨慎)”“慎み深い”(谦虚懂礼貌)。
一般に、連濁しやすいのは、音として「ん」の後に来る場合(回転(かいてん)・ずし)などがあり、逆に連濁しにくいのは、前の語が後ろの語の目的格になる場合(もの・書き(かき))、後部の2音目が濁音の場合(ひとり・旅(たび))、前部と後部が対等である場合(田畑(たはた))など、語の複合によって変わるが、形容詞が接続した場合の研究事例は少なかった。
一般来说,易发生连浊的是前一个词最后一个音为“ん”的(比如“回転(かいてん)・ずし”),反之不容易发生连浊的则是前一个词做后一个词宾语的情况(比如もの・書き(かき)),后一个词的第二个音是浊音的(比如ひとり・旅(たび)),以及前后音节对等的(比如田畑(たはた)),如前所述,根据词语合成的情况而变化,但研究接形容词的用例较少。
今回の「~深い」は濁音で発音しておけば少なくとも問題がないと言えるだろう。あのときの神父のことばは、”興味深い”テーマと同時に、連濁は”奥深い”という教訓を与えてくれた。
本次的“深い”发浊音至少可以说没问题吧。当时神父的话在教给我们“興味深い”(颇有意思)的主题同时,还提醒我们连浊的“奥深い”(深奥)。
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